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2010年10月03日




●夢で笑う

先日寝ていて自分の笑い声で目が覚めた。
元々余り夢を見ない(覚えていない?)上に、自分の笑い声で目が覚めるほどの夢をみるというのは本当に珍しい。

過去に一度か二度、まだ学生だったくらいのころに自分の笑い声で目が覚めたことがあったけど、自分が夢で笑ったという事だけに衝撃を受けて、夢の中で何を笑っていたのか全く覚えておらず、後からとても残念だった記憶があるのだ。

しかし今度は違う。目が覚めた瞬間にこれは忘れてはいかん。これを覚えておかんと。とはっきり決意して、夢の内容とその中の何に笑ったかをはっきり覚えたのである。
真っ暗な布団の中で、その夢を思い出すたびに「バフッ」と思い出し吹き出しするほどの面白さであった。

夢の中で私は小学校か中学校のようなチープな感じの教室に座っている。
椅子と机が妙に窮屈である。
見渡すと回りも老若男女の色々な人たちが私と同じように教室に座っており、教卓に立っている先生のような人の話を熱心に聞いている。
なんか知ってるような知らんような人たちばかりやなぁ、とか思っているところに、私の斜め後ろくらいにいる小学生くらいの男の子がさっと手を上げる。
「はいっ!質問!」
教卓の先生のような人は話を中断して、その小学生くらいの男の子に向き直る。
「はい、○○君」
質問を許可されたその○○君がその先生に質問したのだが、その内容がもう可笑しくてしょうがなかった。
クラス中がのた打ち回って笑い死にしそうなほどの大爆笑の渦が教室中を包んだ。

もう思い出すたびに笑えて笑いをこらえるのが大変で腹筋まで痛くなったその質問であるが…

何故かそこで記憶が途絶えている…

今こうやって書いているうちに何かを思い出すのじゃないかという淡い期待を抱いているのであるが…
やっぱり思い出せない。
なんで肝心なところを忘れてるんや…

うん。多分あれだ。
寝起きのぼんやりした状態であれだけ笑っていたくらいやから、起きていて頭が正常に動いている状態で思い出すと本当に笑い死にしてしまうから、脳が自己防衛で思い出さないようにプロテクトしてるんだな。たぶん。
目を覚ました時点で確実に覚えていて思い出すたびに笑えてしょうがなかったその質問は
その後の二度寝の後にすっかり意識の奥底にしまいこまれてしまったようである。

しかし、思い出すたびに笑えたのに、忘れてしまった今となっては、思い出すたびにイライラともどかしくってしょうがないのであった。

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