Solaris10 x86 01/06 インストール顛末
ブートローダーがGrubになった01/06版のsolaris10をCDもDVDもついていないFDDだけがあるノートパソコンにネットーワークインストールしようという企画。
以前のSolaris10 03/05までは「Device Configuration Assistant」でそれは難なく可能やったけど、01/06でGRUBが採用されるにあたり、ブートフロッピーを作成するのが簡単でなくなった。
SUNのSolaris for x86 Boot Floppy (Device Configuration Assistant)にもイメージは上がっていない。
ブートサーバーをセットアップしてしまえば、後はクライアント側の問題になるから、結論を端的に言ってしまうとネットワークブートとintel pro100に対応したGRUBのフロッピーを如何に作るかというだけの問題になる。
これはSolarisの問題というよりはGNU grubの問題やん…
Solaris10 x86 1/06のDVDをシングルユーザーモードで起動し、SUNのドキュメントの通り、grubのブートディスクを作り、
フロッピーの作成
# mount -F pcfs /dev/diskette /mnt
# cd /boot/grub
# /sbin/installgrub stage1 stage2 /dev/rdiskette
stage1 written to boot sector on floppy
first 2 sectors of stage2 written on floppy
umount /mnt
作成したFDDでノートを起動後
(tftpサーバーは192.168.1.xx nfsサーバーは192.168.1.xxx クライアントのIPアドレスを192.168.1.xとする)
grubのプロンプトから
root (nd)
kernel /multiboot.I86PC.Solaris_11-1 kernel/unix -B install_media=192.168.1.xxx:/export/setje/boot_74L2 module /x86.miniroot
boot
とやればいいのだろうけど、プロンプトからNIC設定をしようとする時点でifconfigコマンドも、dhcpコマンドも通らない。NICが見つからないようなことを言ってる。試しにローカルにコピーしたmultibootカーネル読んでブートするもminirootのファイルシステムもgenunixカーネルもないからすぐにパニック…
どちらにしろgrubでネットブートするにはドライバみたいなもんを読み込む必要があるのではないか?ということで調べてみた結果、ディスクレスブートと特定のNICに対応させるようにgrubをコンパイルする必要があるらしい。
幸い家には音楽再生用のSUSE Linuxがあるので、grubのソースから –enable-eepro100 –enable-disklessオプションでコンパイルを試みるもmakeが通らない。
もともと開発環境が入ってなかったので急遽gccとbisonを入れただけなのが悪いのか??
なんかSolarisとまったく関係ないところで躓いているのが腹立たしい。いつかGRUBコンパイルしてやる。
でも、誰かネットブート可能で、intel pro100対応のgrubのフロッピーイメージ下され…
とにかくGrubをコンパイルできる環境を探すことが必要なようだ。
また追記してゆく予定。